【思春期】性に対する違和感 ~体験談~
私の思春期はとっても波がありました
思春期はそんなものですよね!!
中学、高校の制服はスカートを履いていました
これには、そこまでの違和感と言うものはなかったと思います
好きか嫌いかで言うと嫌いだし、
私服では絶対履かないけど、
制服は決まりだし仕方ないよね
という感じでした
少し大人になったのか、好きか嫌いだけで生きられないことを知った気がします
どのように生きたいかと聞かれれば女性ではないけど
生物学的な性別は女性であるという自認はあったので
ある程度の諦めみたいなものはあったと思います
身体が女性らしくなっていくのも当たり前に受け入れられていましたし
そこで悩んだりはありませんでした
中学に入ると女子の中にいないと目立ってしまうこともあり
男子と居ることは減りました
自分は何者なのか?
どんな人生を送りたいのか?
よく分からない生き難さと
思春期特有のアイデンティティの確立に悩み
答えのない問いを繰り返していました
人との交わりことが億劫になり
人と話さなくなっていきました
高校生になり、周りが異性の話をしたり
彼氏、彼女を作っていく中
私は、人を好きになることはありませんでした
恋バナの楽しさも分からず、何となく話を合わせて話していました
人にも物にも「かっこいい」とか、
「かわいい」という感覚がまるで持てなかったのです
女子が何か見て「え~これ、すごいかわいい!!」
とか言ってるのが全く理解できなかったのです
「どこが?」「何がかわいいの?」みたいな感じです
最初は素直に言っていたのですが
それを口に出すと場が白けてしまうことに気が付きます
この頃からだんだん自分の思っていることを言えなくなります
仕方なく周りに合わせて「かわいいねぇー」とか言っていましたが
これは、辛かったです
嘘をついて生活していることが苦痛でしかたなかったです
余計に自分の事が分からなくなっていきました
この頃は、自分の事を“ちょっとずれた人間”だと思っていました